ふじたです。
最近手伝いにきてくれている、次男の響のことです。
小さいころはよく兄の峻とともに男三人で遊びました。
近くの公園で半日ぐらいを過ごし、その間にお母ちゃんが家の掃除です。
三人で、お母ちゃんに内緒でアイスクリームを買い食いしたり、でも内緒ができないんですよね、小さい子どもは。
響がまだ4才のとき、マンションから今の家に引っ越してきました。
その地域は保育園がいっしょの子も何人か住んでいて、袋小路になっているため外からの車も入ってくることもなく、子どもたちも道ばたで自由にあそんでいます。
ある日、めずらしく響が一人で近くの児童公園にあそびに行きました。
しばらくして、児童公園の裏に住んでいる同級生のお母さんが走ってやってきました。
「ふじたさ～ん、響くんブランコから落ちて泣いてるで～。
それにしてもあんたんとこの子、かわってるなぁ。
普通、おかあさ～ん言うて泣くのに、おとうさ～ん言うて泣いてるわ。ハハハ」
走って見に行くとブランコの下で「おとうさ～ん」と泣いている響がいました。
抱き上げて家まで帰る間は、どんなことをしゃべったのかも覚えていませんが、母ではなく父をご指名いただいたことをうれしく思いました。
先日、何かの折にそのことを覚えてるか響に聞いてみました。
呼んでも遠いから聞こえへんと思ってたのに、来てくれてうれしかったと言ってくれました。
4才のことを覚えていたことに驚いたのと、小さいながらに意外と冷静に物事を判断してたってことにも驚きました。
そして何より、やはり父をあてにしてくれていたことを、十数年の歳月を経て再確認できました。
響の父になれてよかった。
ありがとうなぁ。

バイト中の響
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