カメラのレンズは?

三連休は中一休のふじたです。
あせる
安いレンズと高いレンズ、どれほど性能は違うのでしょうか?
レンズの性能について少しまとめて見ました。
高いズームレンズ→開放f:2.8→f:4で撮る→きれいに写る
安いズームレンズ→開放f:4→f:4で撮る→やや問題あり→f:5.6で撮る→きれいに写る
高い単焦点レンズ→開放f:1.2→f:1.8で撮る→きれいに写る
安い単焦点レンズ→開放f:1.8→f:1.8で撮る→やや問題あり→f:2.8で撮る→きれいに写る
安いレンズでも、ある程度絞って使えばきれいに写ります。
ですから、いつもf:8とかf:11で撮影している人は、わざわざ高いレンズを買う必要はありません。
ライト
私たちがなぜ高くても明るいレンズを使うかというと、背景のボケ味が違うからです。
背景が美しくボケていて、人物にだけピントがあっている写真は人物を引き立てます。
また、開放値近くで撮影するとピントの合う範囲が狭いため、顔のアップなどを撮る場合も肌の質感を柔らかく表現してくれます。
カメラ

Studio CLIMB!-f:1.6
f:1.6 1/60sec
上の写真は向かって左(カメラに近い側)の目にピントを合わせました。
このぐらいの絞り値では左側の目の周りと鼻ぐらいにしかピントがきません。右側の目や口元はピントがあっていません。
そのため、毛穴などもあまりはっきりは見えません。
まつげ
私たちは、レンズに近い方の目のまつげにピントがあっている場合にのみ、「ピントがあっている」と判断します。
開放近くの絞り値で撮影すると、合焦の精度はよりシビアに判定されます。
アマチュア用のカメラでオートフォーカスで撮ると、100枚撮ったとしても6割程度しかピントが合いません。
EOS1D系なら8~9割ピントの合っている写真が撮れますが、5Dでは6~7割程度です。
くちびる
Studio CLIMB!-f:5.0

f:5.0 1/250sec

上と同じNIKKOR 85mm f:1.4というレンズですが、これぐらい絞るとピントの合う範囲がかなり広くなり、肌の質感も毛穴まで見えてしまいます。
このモデルは14才と若く肌の状態もいいのであまり気になりませんが、絞りを深く絞るのはポートレートには向きません。
この写真もカメラに近い方の左側の目にピントを合わせていますが、f:4.5などの暗いレンズで覗くと撮影時には顔全体にピントがあっているように見えます。
撮影した画像を拡大してみると、自分の思ったところ(左側の目)にピントがあっていないこともよくあります。
シビアにピントをあわせるためにも明るいレンズは必要不可欠です。
CAMEDIA SO-570UZカメラ
私たちプロは、レンズ性能のギリギリのところを使って撮影するので、カメラもレンズも少しの弱点でも気になります。
以前、EOS 5D Mark2という、アマチュア向けのハイスペック機を買ったのですが、3ヶ月ほどでイヤ気がさして売ってしまいました。
理由はピントの精度とハイライトのディティール表現です。
それらはカタログのスペック値には現れませんので、使ってみないとわかりません。
撮影の分野によってはプロ用の機材としても十分に使えると思いますが、結局は手に合わないということなんでしょうね。
にっしっし
ちなみに、80-200 f:2.8というレンズについてですが、200mm f:2.8は明るくて使い勝手はいいですが、85mm f2.8は暗すぎて物足りないと思います。
ズームレンズは一番短いところと一番長いところしか使わないことが多いので、180mmと85mmの明るい単焦点レンズを二本持つほうがいい、とぼくは思います。
ワーイ
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