デジカメ入門講座の1
ふじたです。
最近のデジカメはコンパクトカメラでも800万画素とかが普通になってきましたね。でも、画素数が大きければ大きいほどきれいに写るのかといえば、そんなことはありませんよ。
プリントするサイズによって必要な画素数が決まってくるのですが、たとえば一般的な大きさのLサイズですと150万画素あれば十分美しくプリントできます。たとえ800万画素のデータでも出力(プリント)する時に間引いて出力することになるので、意味がありません。プロが見てもどっちがどっちかはわからないと思います。
でも、A3ぐらいのサイズでプリントすると、800万画素と150万画素の差はあきらかです。
ホームページで使うのなら、もっと小さい画素数で十分です。
この大きさの画像で1万3千画素です。
150万画素なら、縦、横、それぞれ3倍強の大きさになります。
かなり大きなモニターでなければ表示できません。
買ったばかりのデジカメは、工場出荷時に最大の画素数に設定してありますので、そのままどんどん撮ってパソコンに入れていくと、あっという間に何ギガもの領域を占有してパソコンの動作を遅くします。
最近、パソコンの動きが遅いなと思う方は、デジカメの撮影画像サイズを確認してください。
300~400万画素にしておけば、A4サイズでも結構きれいにプリントできますよ。
ぼくの経験から言えば、写真のクオリティー(美しさ)を決めているのは、次の5点だと思います。
1)受光センサーの性能
2)圧縮エンジンの性能
3)レンズの光学的な性能
4)撮影した数
5)うで前
1)と2)は、カメラ本体の性能です。これは残念ながらカメラの価格と比例します。
3万円のカメラで800万画素で撮影したものより、30万円のカメラの150万画素の方があきらかにきれいです。
3)は、コンパクトカメラではあまりいいものは望めません。レンズの性能はおおむねレンズの大きさに比例します。ビー玉みたいな小さなレンズではきれいには写りません。一眼レフの場合は、残念ながら価格に比例するでしょう。2万円のレンズと20万円のレンズはあきらかに違います。
4)は、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるということです。自分の子どものいい表情を撮ろうと思ったら、できるだけ長い時間カメラを向けている必要があります。
5)は、奥が深すぎて説明できません。手前味噌になりますが、ウチのホームページの見本写真は、どれもメリハリがあってはっきりしているでしょ?プロの用語で「ヌケがいい」と言います。
ライトをたくさん当てたからヌケがよくなったのではありません。光の当たっている部分と影の部分のバランスがいいからヌケがいいのです。適度に影のついている写真がヌケがいいと言うことです。影がないとボーッとします。
どうしたらそんな写真が撮れるかは・・・言えません
今日はこの辺で・・・また続きを書きますね。
抜けのいい写真撮影は 《スタジオクライム》
ネットショップ用のモデル撮影やアーチストのジャケット写真の撮影
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