我が家では、子どもたちが小さい頃は、めったにファストフードに連れていったことがなかった。
マクドに入るのは数年に一度、子どもが「マクド入ろ！」と言っても、「去年入った！」などといって無視していた。
おかげで、自分たちで好きに入れるような年齢になってからは毎日入り浸りのようだが・・・
先日、日曜の夕方４時頃に妻と二人でフふらっとモスバーガーに入った。
数年ぶりに入ったその店で見せてもらったメニューには、美味しそうな写真とカタカナの商品名が並んでいたが、それを見ただけではどんな味のどんなものが出てくるのか、僕には皆目見当がつかなかった。
しょうがないので、カウンター越しの女の子に「オススメは何ですか？」と聞いてみた。
勧めてもらった「金のテリヤキ」は、ボリュームたっぷりで美味しかったのだが、さて困ったのは家に帰って夕食時。
一向にお腹が空いてこない。
そりゃあそうだ、あれだけボリュームのあるハンバーガーを夕食前に食べたのだからそう簡単には腹は空かない。
部活帰りの高校生ならその程度の間食などなんともないのだろうが、中年のカップルが夕食前に食べるメニューではない。
人にモノを勧めるときは
１）その時に一時的に満足をしてもらうより、物足りないと感じても将来を見通して総合的に満足してもらえるものを勧める。
２）自分が気に入っているものを勧めるのではなく、相手の年齢や立場、経済状況などを考慮して勧める。
ということが必要なようだ。
ある程度の年齢になると目が悪くなり、メニューを読むのが大変になってくるので店におまかせすることが多くなってくる。
高級な料理店では、客が「おまかせ」といえば客の年格好、何曜日の何時ごろか、お連れの年格好などを考慮しておすすめの料理をアレンジするらしい。
多少料金は高くとも、そんな店に行くほうが失敗なく豊かな時間を過ごせるように思う。
今年は、そんなサービスができるように考えていきたいと思う。
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