声優を目指す少年少女たち(2)
昨日に引き続き、エンターティナーの表現力についてのお話です。
レッスンに来る新人のモデルには伝えているのですが、モデルも表現者です。
ただ美人なだけではプロとして通用しません。
ただ美人なだけではプロとして通用しません。
ファッションモデルなら、その服を着る人のイメージを表現しなければなりません。
例えば、OLが通勤に着るようなスーツなら颯爽とした躍動感が求められるでしょうし、若いお母さんがお出かけする服なら上品な優しさを表現する必要があります。
どんな服を着せても同じようにしか振る舞えないのなら、シロウトと変わりません。
マネキンに着せて撮影しただけでは表現することのできない文脈を、モデルは付加表現しなければなりません。
そのために高いギャラを払ってプロのモデルを雇うのです。
そのために高いギャラを払ってプロのモデルを雇うのです。
優しい…颯爽とした…楽しい…きっぱりとした…安心な…あっけらかんとした…など、商品に付け加えるべき一言を表現できることがプロのモデルには求められるのです。
演奏家ももちろん表現者です。
コンサートに来る観客は音楽を「見に」来るのです。
悲しげなバイオリンの音色を奏でるときは、演奏者は悲しそうな雰囲気を表情を含めて全身を使って表現しなければなりません。
陽気なピアノの旋律を演奏するときは、楽しそうな感じを奏者自身が観客の目に見えるように表現する必要があるのです。
そのためには、自分が演奏しようとする曲にどんな感情表現が織り込まれているかを、鋭い感受性でキャッチできなければなりません。
演奏がうまいだけの奏者は、ホールに観客を集めることはできないのです。
神戸スポーツアートCOCORO専門学校、声優学科の宣材写真撮影二日目のようすです。
この日もみんなカッコよくできましたよ
オフショット
ヘアメイクの順番を待つ子たち、他の生徒の撮影のようすを見学することもこのカリキュラムの狙いだそうです。
昨年に引き続き個性を発揮した窪田くんです。
エンターティナーに真摯に向き合っている雰囲気が伝わってきます。
画像セレクトはうちのスタッフがアドバイスしますが、同級生の意見も聞きながらベストショットを選んでいるようです。
スタッフの手がふさがったので、同級生が撮影のアシスタント。
末廣さんの撮影に動きをつけるため、伊藤さんがブロアで風を送っています。
将来への夢と志を持ってこの学校で学んでいる子たち、
つまづいたりくじけそうになった時は、いつでも相談に来てね。
スタジオクライムはみんなの夢の実現を応援しています。
ふじた
06-6244-4344
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