美容室で写真教室だ!
堺市の美容室、オム・フォー・ヘアーで写真の講習会を行いました。
ブログでお客様のヘアデザインを紹介するために、本格的な撮影機材を購入したのに、使い方がイマイチわからないということでレクチャーに行ってきました。
少し前、店長の松野くんから大型ストロボを買いたいという相談を受けて、プロペットのモノブロックをオススメしたら、お店で購入したらしいです。
で、いつも撮ってるみたいにやってもらったら、カメラはオートモードになってるし、ストロボのモデリングライトは使ってないしで、あー、やっぱりシロウトさんってそうなんねんやーと、われわれでは考えもつかないような撮り方をしてました。
松野くんがやっていたのは、店内の蛍光灯を付けたままでカメラのモードは絞り優先のオートモード(A)、これでは室内の光にストロボを補助光として使っているに過ぎません。しかもストロボの強さはなりゆきだし、シャッタースピードは当然1/15秒程度のスローシャッターで手ブレしてる。ストロボのモデリングがついてない、すなわちストロボのライティングもなりゆきってこと?
大型ストロボを買った意味は、すべての光を自分の思うままにコントロールするため、のはず。
ならば、なりゆきを少しでもなくしていくことが課題です。
そこで、ライト位置を実際に動かして撮ってもらいました。
まず大事なのはストロボのモデリングライトを使って、お店の蛍光灯は全て消す!
カメラのモードはマニュアル(M)にしてシャッタースピードは1/125秒、これで、ストロボの光だけを拾って撮影することになります。
まず最初はカメラのすぐ横にライトを配置して、背景は少し暗くなるようにしました。
こういう背景の扱いを「なりゆきで落ちる」と言いますが、どの程度暗くするかはモデルとの距離で決まります。
なりゆきといってもカメラマンの意図によって調整できるのです。
次は少し上級、ライトをモデルの後ろに配置して背景に当たる量を多くします。
モデルには後ろからライトが当たることになるので、髪の毛が透き通るように輝きます。ただ、髪のダメージなどの弱点も強調します。
カメラ:松野くん
モデル:いーちゃん
こちらのライティングは背景とモデルとの照明配分が難しいので、松野くん一人ではまだ無理かもね。
どちらにしろ、シビアなライティングで撮ろうとするとモデルのあらが全て写ってしまうため、作品作りという観点で言えばまずは肌がきれいで髪の健康なモデルを探すということが大切です。
いやいや、いーちゃんはとてもステキなモデルだと思いますよ。
かわいくて美しくて美人で・・・(全部同じか…)
髪の毛をさわりすぎてかなり傷んでますねー
髪の健康を取り戻したらもう、カンペキ!!
カメラは松野くん、モデルはいーちゃん、レフ持ちはいつきくんです。
写真とはズバリ、影を撮るということ。
私たちは影を撮っているのです。
ライトの当たっている部分はなりゆきにならざるを得ません。
私たちがコントロールできるのは「影」だけです。
だから、あっちこっちからライトを当ててしまうとなりゆきになってしまうので、つまらない写真になります。
影をレフ板でコントロールするその微妙なさじ加減が、その人の作風となるのです。
ふじた
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