★スタジオライティングの設計についての考察(5)☆ラインライトで立体感を演出
【この記事はプロフォトグラファー向けです】
今回はラインライトの事についてお話しします。
今までの記事、トップライトの1灯ライティング、柔らかな光のライティング、硬い光のライティング、背景に奥行き感を出すライティングでは、メインライト1灯で被写体と背景の分離感を出す、あるいは背景専用のライトで奥行き感を出していましたが、被写体に2灯目のライトを使い立体感を作っていくという方法もあります。
ラインライトという技法で後方から硬い光を被写体に直接当ててエッジラインを強調します。
ラインライトで立体感を演出する
左の男性のプロフィール写真は右側からルーセントでのメインライトで左側に影を作り、その部分のエッジにラインライトを入れています。
男性の右腕や肩、頬にハイライトが入っているのがわかると思います。
背景にはモデルの頭上からスポットライトでグラデーションを入れてあります。
真ん中のヨガインストラクターの写真も頬とデコルテにラインライトが入っています。
右手前からルーセントでメインライト、左奥からスポットライトでラインライト、右奥に背景紙にグラデーションを作るバウンスライトが配置されています。
右の写真のバルーンパフォーマーも右サイドからバウンスのメインライトで左奥からスポットライトです。
横顔のプロフィールにきれいなラインライトが入っています。
ラインライト用のスポットライトがハートのバルーンにも透過光として当たっています。
ラインライトを入れる場合はメインライトとは逆のシャドウ側に入れるのが効果的です。
また、全身を撮影する場合は足元に逆方向の影ができるので、スポットライトを上半身中心に当てるようにして影の強さを調整してください。
スポットライトはリフレクターにハニカムグリッドを装着したものを使用しています。
次回はラインライトだけでアーティスティックに仕上げる技術をお伝えします。
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